Windows 8.1ミニTips (135) 検索チャームから不要な検索結果を取り除く
○検索チャームは便利で不便?
皆さんは検索チャームをお使いだろうか。タッチ操作なら右端からスワイプ、キーボード派であれば「Win」+「Q」キーで起動し、そのままキーワードを入力すれば、ファイルや設定を呼び出せる便利な機能である。
筆者も比較的多用している機能の1つだが、問題はファイル名に依存している点だ。例えばレジストリエディターを起動したいとしよう。その場合、「レジストリエディター」と入力すればよいはずだが、検索結果にレジストリエディターは現れない(模範解答は、実行ファイル名「regedit」をキーワードにして検索)。
このように検索結果が異なるのは、プログラムフォルダー(「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」、および「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」フォルダー)に登録されていないからだ。
○プログラムフォルダーにショートカットファイルを登録する
プログラムフォルダーにショートカットファイルを作成すれば、この問題は解決する。
注意するのは、インデックス作成のタイミングだ。ショートカットファイル名をリネームしてからフォルダーに追加しないと、「○ - ショートカット」と登録されてしまう。そのため、一度デスクトップにショートカットファイルを作成してからリネーム、そして移動というステップを踏もう。
また、この操作で動作が反映されない場合は、「インデックスのオプション」から「%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」フォルダーにチェックを入れて、同じダイアログのインデックス数が増加するか確認するとよい。
○不要な検索結果を削除する
Windows 8.1にアプリケーションをインストールすると、アンインストーラーやドキュメントのショートカットが加わることがある。検索チャームをランチャーとして使っているユーザーには邪魔な存在となるだろう。
これらもプログラムフォルダー内にあるショートカットファイルが原因なので、削除すれば済む話だ。そろそろWindows 8.1からWindows 10へのアップグレード時期が近づいてきているため、これを機に不要なファイルを整理しておくのもよいだろう。
阿久津良和(Cactus)