2015年6月19日 09:00
事例で学ぶAndroid活用術 (12) GPSアプリを搭載したAndroidスマートフォンで営業の訪問数を倍増
ひとりの営業担当者が抱えている顧客のうち、常に取引が発生するのは全体の20%程度といわれている。普段あまり訪問できていない残り80%の顧客からどうやって案件を掘り起こすのかは、営業部門にとって頭の痛い課題だろう。訪問機会が少ないと過去の取引記録を見つけるのに手間取り、つい訪問を後回しにする……。そんな悪循環を断ち切る営業ツールとして、東京冷機グループではAndroidスマートフォンと「GPS Punch!」を活用している。
その内容は以下の動画のようなものだ。
○GPS Punch!の導入で営業担当者の動きに変化が
GPS Punch!はその名のとおり、スマートフォンのGPS情報を使って地図と各種情報を連動させ業務支援を行うクラウド型のソリューションだ。一般にスマートフォンの位置情報を管理者のパソコン画面上にリアルタイムで表示させるGPSアプリは、従業員に常時行動を監視されているという圧迫感を与えるため、導入に慎重な企業もあると聞く。この懸念について、大宮営業所 所長 森淳氏はきっぱりと否定する。
「GPS Punch!の導入が決まった当初、私自身もGPSで常時監視されていることへの抵抗感や息苦しさはありました。