2015年6月22日 16:03
我々のフィードバックはWindows 10にどのような影響を与えたか? - 阿久津良和のWindows Weekly Report
MicrosoftがWindowsやOfficeといったソフトウェアの開発スタンスを大きく変更したのは、Windows Vistaからである。2006年5月にリリースしたWindows Vista Beta 2は、それまでと異なり、誰もがダウンロードして試すことができた。
当時のMicrosoftは、Windows XPの後継OSであるLonghorn(開発コード名、後のWindows Vista)を開発中だったが、その歩みは厳しかった。実装するはずだった統合ファイルシステム「WinFS」の完成に至らなかったため、Longhornの開発を一度リセット。「MinWin」と呼ばれていた基礎的なカーネルをベースにWindows Vistaを作り直した。この遅れを巻き返すためにMicrosoftは方針転換し、プレビュー版を一般公開するようになったのである。
Windows 10もその例に漏れず、2014年10月からプレビュー版を一般公開した。そして不具合や要望など多くの情報を収集するため、「Windowsフィードバック」を追加している。
Microsoftはフィードバックへの投稿を求めているが、果たして我々ユーザーの声がどの程度反映されているのだろうか? そんな疑問に答える記事がWindows公式ブログに掲載された。