日本ヒューレット・パッカード(日本HP)はこのほど、2015年8月1日をもってPC・プリンティング事業を分割し、新設会社「日本HP」へ承継することを決定したことを明らかにした。
米ヒューレット・パッカードは2014年10月6日、エンタープライズ事業を中心とする「Hewlett Packard Enterprise」社、PCとプリンティング事業を展開する「HP Inc.」社の2社への分社化計画を発表。これを受け、日本HPも分社化することを明言していた。
「Hewlett-Packard Enterprise」には、インフラストラクチャ、サービス、ソフトウェア、クラウドが、「HP Inc.」にはパーソナルシステムズとプリンティングが事業領域として含まれる。
米国本社の分社は2015年11月1日(米国時間で)に行われることにとなっているが、日本はこれに先駆けて事業の分割が行われることになった。
エンタープライズ事業を行う「日本ヒューレット・パッカード」の代表者には、現在、日本HPの代表取締役社長執行役員を務める吉田仁志氏が就任。また、PC・プリンティング事業を行う「日本HP」の代表者には、代表取締役副社長執行役員を務める岡隆史氏が就任する。