Eclipse、10年目の記念すべきリリースとなる最新版が登場

Eclipse Foundationは6月24日(カナダ時間)、「Eclipse Ships Tenth Annual Release Train」において、統合開発環境「Eclipse」の最新版となる「Eclipse Mars」を公開した。今回のリリースは、EclipseコミュニティがEclipseのリリースを始めてから10年目という節目のリリースとうたわれている。

「Eclipse Mars」の主な特徴は次のとおり。

Java 8向けクイックフィックス機能、プロジェクトのネスト閲覧、パースペクティブのカスタマイズ機能、テキスト検索の高速化などJava向けの開発機能の強化
LinuxツールにDockerコンテナの構築および管理機能の追加
新しいプロジェクト「Oomph」の導入
Gradeビルドをより簡素化する「Buildship」プロジェクトの導入
Maven 3.3.3などに対応したMavenサポートの改善
大規模なダイアグラムのパフォーマンスが大幅に向上したSirius 3.0
JubulaプロジェクトからクライアントAPIを提供開始
エラー自動報告機能の改善
Java 9サポート機能の追加(初期段階)

Eclipseは統合開発環境として広く活用されているほか、アプリケーション・プラットフォームとしての採用も進んでいる。