2015年6月29日 10:18
クラウド会計のfreeeが"会社設立"のサポートをするワケ
クラウド会計ソフトを手がけるfreeeが会社設立に必要な書類をすべて出力できる「会社設立freee」を6月23日にリリースした。必要書類を最短5分程度で出力できるだけでなく、書類を提出する近隣の役所を自動的にサジェストしてくれる機能などを提供する。
freeeはクラウド会計ソフトだけでなく、クラウド給与計算ソフトも2014年5月より提供。バックオフィス全般の業務を、コンシューマが親しんでいるWebベースのインタフェース、なおかつ中小企業でも使いやすいクラウドという形でサービス提供しているわけだ。2カ月前には新コンセプトの「クラウド完結型社会」を発表し、マイナンバーへの対応やe-Gov APIへの対応を日本で初めて行うなど、クラウドですべての業務を完結できるビジネスソリューションへの道を着実に歩んでいる。
そこで登場した「会社設立freee」だが、なぜプロダクト開発に至ったのか。代表取締役の佐々木 大輔氏は、自身がfreeeを立ち上げた時の経験を語り、その煩雑な作業が日本のビジネスの足かせになっていると指摘する。
「会社の設立には、23通の書類と16カ所の押印作業、そして6カ所に書類を提出しなければなりません。