『文ステ』最新作開幕でフライング演出、新たなエピソードも! 鳥越裕貴ら熱演
登場人物である「武装探偵社」の中島 敦(鳥越裕貴)・太宰治(田淵累生)・泉鏡花(桑江咲菜)、ヨコハマの裏社会に巣食う「ポートマフィア」の芥川龍之介(橋本祥平)・中原中也(植田圭輔)、地下組織の盗賊団「死の家の鼠」の頭目であるフョードル・D(岸本勇太)、そして今作の鍵を握る美しくもおぞましい異能力を持つ男・澁澤龍彦(村田充)の7名に焦点が当たる。
○オフィシャルレポート
物語はヨコハマ、街の雑踏から始まる。武装探偵社の会議をさぼった太宰 治を探して走りまわる中島敦。敦はその後、一人の老婆があわや交通事故という場面に出くわすが、奇妙な長髪の男の出現で事故は回避。敦にはどこか見覚えのあるその男こそ、6年前に起こった龍頭抗争の首謀者・澁澤龍彦だった。時を同じくして武装探偵社では、「異能力者連続自殺事件」の調査に乗り出しており、澁澤はその容疑者として名前が浮上していた。そして、そんな二人を取り巻くように、ヨコハマが深い霧に覆われる。
一方、ポートマフィアでもこの事件を追い、芥川龍之介が指令を受けていた。
発生した霧は、異能力者から異能を奪う力があるというのだ。芥川へ中原中也から下された指令は、澁澤の打倒でなく、澁澤をヨコハマに招き入れた罪人・太宰 治の殺害だった。