IETF、SSLv3の利用停止を呼びかけ
IETFはTLSのどのバージョンを使う場合でも、SSLv3よりは安全であるとしたうえで、できればより高いバージョンを利用することを推奨している。また、クライアントはSSLv3での通信を喚起するようなやり取りをしてはならず、サーバ側もSSLv3通信へ結びつくようやプロトコルのやり取りをしてはならないとしている。
SSLv3がもはやセキュアなプロトコルとは言えないことは広く知られているが、今回、明示的に使用禁止を求める内容のRFCが標準化されたことで、これまでよりもSSLv3の利用停止が進む可能性が高くなったと言える。一度稼働を始めたシステムは予算や運用などの事情から、SSLv3のまま通信を提供しているものがある。RFCとして標準化されたことでSSLv3の使用廃止が進むことが期待される。