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焼きたてパンを再現する「BALMUDA The Toaster」で毎朝のトーストが楽しみに - 後編

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焼きたてパンを再現する「BALMUDA The Toaster」で毎朝のトーストが楽しみに - 後編
●食パン以外もおいしくリベイク
前編では、BALMUDA The Toasterを紹介しつつ、食パンを焼いてみたが、今回はバゲットやクロワッサン、アレンジレシピなども試してみたので、その様子をお届けしよう。

○バゲットもクロワッサンも絶品!

従来のトースターでは上だけが黒く焦げてしまうクロワッサンも、「クロワッサンモード」で、焼きたてのようなさっくりとした食感と、バターの香りを楽しめた。クロワッサンは油分が多く、特に買ってきてから次の日に食べると油っぽくなってサクサク感がなくなってしまうが、クロワッサンモードで焼くとあのベタッとした感じもなくなる。

バゲットは、一般的なトースターでトーストすると水分が飛んで、表面も中身もバリバリになってしまう。BALMUDA The Toasterの「フランスパンモード」で焼くと、スチームと微妙な火加減で、パリッとした表面の歯ごたえを残しつつ、中の柔らかさをキープしている。温めることでバゲットの香ばしさが復活するので、香りがとてもよい。家族にも好評だった。個人的にもバゲットの焼き上がりは特に印象的だった。


そのほか、アレンジレシピとして、リンゴとクリームチーズを使い、最後にメープルシロップをかけたトーストも家族から大絶賛。ヘタなカフェに行くより、自分で焼いた市販のパンのほうがおいしいなんて、これまでだったら考えられない。これには本当にビックリ。しっかり食べたい旦那には、ベーコンと卵を焼いてのせたパンが好評だった。

●冷凍したパンはどうなる?
○冷凍した丸いパンも、芯までふわふわ

冷凍されたパンにも挑戦してみた。コストコでおなじみのディナーロールは、36個入りで498円(税別)という安さと、ほんのりと甘くてふわふわした食感が人気だが、その量の多さから冷凍して保存する人も多い。

しかし、コロンとした丸いカタチのため、そのままトースターに入れると表面は真っ黒に焦げてしまい、なおかつ中は凍ったまま……ということも多い。

BALMUDA The Toasterのガイドブックには、冷凍のパンを焼く場合は「通常より1分ほど設定時間を長めにするだけ」とあるのだが、このように厚みがあるものでは無理そうだ。
「クロワッサンモード」の焼き方で5分加熱したが、芯は少し凍っていた。そこで、8分間じっくり加熱してみた。すると、表面は焦げずに、中までしっかり温まって、ふわふわに焼きあがった。

解凍などの手間もなく、みごとにおいしさがよみがえった。手間をかけずにこんなにおいしく焼きあがるのは嬉しい。

○いつものパンがおいしくなる!

パン屋で買ってきた高級パンはもちろん、スーパーなどでよく見かける、ごく一般的なパンが、BALMUDA The Toasterによって格段においしくなるのには驚いた。トースターで焼くと痩せてパサパサになってしまうような安い食パンでも、BALMUDA The Toasterで焼き上げると、小麦の香りが際立ち、さっくりとした食感に生まれ変わる。

BALMUDA The Toaster自体の価格が比較的高いということもあり、有名店で買うような高級パン用にチューニングされていたら悲しい……と思っていたのだが、そんなことはなく、むしろ安い価格帯のパンがとてもおいしく仕上がったことに感動。
ぜひ試してほしい。

●コロッケには要注意
○我が家の定番、コロッケパンはどう仕上がる?

コロッケを挟んで焼いたパンも作ってみた。これは公式のレシピには載っていないのだが、我が家ではカンタンにできるホットサンド風として人気のあるメニューだ。5枚切りまたは4枚切りのパンを半分に切ってから真ん中に切り込みを入れ、コロッケを挟んで焼く。こうすると、子どもが食べるのにちょうどいい量となる。

BALMUDA The Toasterで挑戦してみたところ、パンの部分はカフェで食べるようなホットサンドのように仕上がり、ふっくらしている。しかし、残念ながらコロッケ部分はポテトがスチームのせいで水を含んでしまい、ホクホクした感じが若干薄れてしまったように感じた。コロッケはあまり相性が良くないようなので、加熱したコロッケを後から挟むことをオススメする。


○毎朝のトーストが感動のおいしさに

使っていて少々面倒だと感じたのは、5ccカップだ。1回焼くたびに5ccカップに水を入れなければならないのだが、続けて焼きたい場合はその都度水を入れるのが面倒だ。少し大きめのカップに目盛りをつけて、続けて入れられるようになっていると手間が減る。

ちなみに、消費電力は最大で1,300Wにもなる。他の家電と併用すると、ブレーカーが落ちる場合もあるので、ご注意いただきたい。面倒かと思っていたお手入れは、それほど時間がかからなかった。給水パイプが外せるうえ、ボイラートレイのカバーも外して洗えるので衛生的だ。一般的なトースターよりは部品が多いものの、こびりついたりすることはないので、短時間で洗い終わる。


「トーストがおいしい」と、発表時に話題となったBALMUDA The Toasterだが、特にフランスパンモードで焼いたバゲットは感激する仕上がりだった。どんなに頑張って工夫しても、あの食感は再現できない。一日置いて硬くなってしまったバゲットもおいしくなるので、ついつい食べ過ぎてしまった。

BALMUDA The Toasterは、パン本来のおいしさを引き出し、焼きたてに近づけてくれる。いつも食べているパンを焼いて最初に思ったのは「こんなにおいしいパンだった!?」という驚きだった。22,900円という価格だけを見ると、トースターとしてはかなり高額だと感じるだろう。しかし、それだけ払っても買う価値はあると、自信を持ってオススメできる。

BALMUDA The Toasterで焼き上げたパンの食感も香りも、一般的なトースターとは全くの別モノだ。
ぜひこの感動を味わっていただきたい。

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