サカナクション、『バクマン。』作詞に苦闘6カ月! 劇中曲にも初挑戦
俳優の佐藤健と神木隆之介が主演を務める映画『バクマン。』(10月3日公開)の主題歌と映画音楽をロックバンド・サカナクションが担当することが1日、明らかになった。サカナクションが映画音楽を手がけるのはこれが初となる。
今回発表された主題歌のタイトルは「新宝島」。サカナクションのボーカル&ギターを務める山口一郎は、普段は漫画をほとんど読まないものの、本作の音楽を担当するにあたり、さまざまな漫画を研究した。その中で出会った手塚治虫作品に感銘を受けたことから、タイトルは手塚が1947年に発表した同名の漫画から付け、バンドとしても新しい地平を目指したいという思いを込めたという。
曲の完成度を高めるため、作詞に6カ月の期間を要した山口は「書き上げるのにとても苦しみました」と振り返り、「なかなか歌詞が書けなかった時、大根監督に『自分の線を引けるようになることが漫画家の一人前の証』という漫画家さんのエピソードを聞いて、『線を引く』というワードをテーマに書き進めることにしました」と明かす。その結果として完成した主題歌は、「『歌詞を書く』というミュージシャンの葛藤と、漫画家さんの『描く』ということの葛藤を重ねることができた」