DragonFly BSD 4.2登場
DragonFly BSD 4.2の主な注目点は次のとおり。
システムのベースコンパイラをGCC-5(gcc-5.1.1)へアップグレード。より優れたC++のサポートを実現
DRMサブシステムにおけるi915ドライバおよびradeonドライバの大幅な改善
Sendmailを廃止し、DragonFly BSDプロジェクトによって開発されたDragonFly Mail Agent(DMA)をデフォルトのメールエージェントに採用
DragonFly Mail Agentはローカルからのメール送信のみを受け付け、フルフィーチャーのメールエージェントとしては機能しない。フルフィーチャーのメールエージェントが必要な場合はパッケージからOpenSMTPDやPostfix、Sendmailなどをインストールして使用することが推奨されている。
そのほか、細かい開発に加え、FreeBSD、OpenBSD、NetBSDから各種コードのマージが実施されている。DragonFly BSDはFreeBSDから派生しているため、さまざまなサブシステムやドライバをFreeBSDからバックポートして使用している。Hammer2ファイルシステムは今回のリリースには含まれていないが、開発は進んでいることが説明されている。