くらし情報『1200億円の被害を出したサイバー犯罪、キッカケは"のぞき見"』

2015年7月2日 11:37

1200億円の被害を出したサイバー犯罪、キッカケは"のぞき見"

1200億円の被害を出したサイバー犯罪、キッカケは"のぞき見"
カスペルスキーが調査したサイバー犯罪集団「Carbanak(カーバナック)」は、10億ドル(約1200億円)を銀行から盗みとったと推測されている。その手口は、システム管理者のデスクトップをビデオで記録・監視することだった。調査にあたったカスペルスキーのセキュリティリサーチャー、セルゲイ・ゴロバーノフ氏に話を聞いた。

○100以上の金融機関から10億ドル窃取「Carbanak(カーバナック)」の謎

2013年から2年に渡り、サイバー犯罪集団「カーバナック(Carbanak)」は、世界100以上の銀行・電子決済システムなどの金融機関を攻撃した。被害額はなんと10億ドル(約1200億円)にも及ぶ。日本では被害がなかったために話題にならなかったが、銀行へのサイバー攻撃では史上最高だと見られている。

一連の攻撃グループをカスペルスキーでは「カーバナック(Carbanak)」と呼んでいる。カーバナックの調査を行ったカスペルスキーのセキュリティリサーチャーセルゲイ・ゴロバーノフ氏に話を聞いた。


――10億ドルというのは想像がつかない被害額ですね

ゴロバーノフ氏「カーバナックの一連の攻撃は、APT攻撃(標的型攻撃)

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