2015年7月2日 18:08
クリエイターが語る「Photoshopと私」 (13) グラフィック/アートコレクティブ「NAM」 グラフィックデザイナー・中沢貴之さん & フォトグラファー・間仲宇さん
写真編集ソフトの定番「Photoshop」が、今年で25周年を迎えます。そこで、フォトグラファーやデザイナー、イラストレーターなど、このソフトを愛用している各界のクリエイターに、アニバーサリーイヤーを記念して、ご自身とPhotoshopに関するエピソード、そしてPhotoshopへのお祝いの言葉を寄せていただきました。
今回ご登場いただくのは、6月16日にリリースされたばかりの「Adobe Creative Cloud 2015年リリース」を象徴するグローバルIDビジュアルを手がけた、グラフィック/アートコレクティブ「NAM」のグラフィックデザイナー・中沢貴之さんと、フォトグラファー・間仲宇さんです。
――はじめて触れたPhotoshopのバージョンと「第一印象」は?
中沢さん: 私はアナログ時代とデジタル時代の両方を知っている最後の世代で、Photoshopはその過渡期に初めて触れました。かなり初期のバージョンのはずです。その頃は、PCは事務所に置物のようにあるだけで、映画『2001年宇宙の旅』のモノリス状態(笑)という、そんな時代でした。たまにアプリケーションをちょっといじったりして、でも結局何に使ったら良いかよく分からなくて、また手作業に戻るみたいな。