2015年7月5日 12:51
Facebook動画広告のブランドリフト効果、短時間でも十分な反応--ニールセン
Facebookは7月1日、動画広告のブランドリフト効果に関する調査の結果を発表した。
ディスプレイ広告キャンペーンについては、動画を含めたほうがパフォーマンスが良くなることが調査結果に現れているが、動画広告を単独で用いた場合はどのような成果が得られるのかに関して、Facebookはニールセンへの委託調査を行った。
ニールセンでは、動画がブランドにもたらす価値を明らかにするために、Facebookビデオ広告を利用していたキャンペーン173件の結果を分析。各調査では、テストグループと対照グループを対象に、「広告想起」「ブランド認知」「購買意向」の3つの広告キャンペーン指標を基準に動画の影響が測定された。
具体的には、まずテストグループの動画視聴者を視聴時間別に分類。次に、分類したテストグループに対し、視聴時間に基づく傾向スコアで対照グループを割り当て、広告想起、ブランド認知、購買意向に関するアンケート回答を比較することで推定リフトを算出した。
この調査の結果、動画広告は人の目に触れさえすれば、それがわずか1秒足らずの間で、「動画」として再生していない場合でも「静止画」として見てさえいれば、広告想起、ブランド認知、購買意向を向上させることが判明した。