名古屋発"ガテン系スパ"なあんかけスパの元祖が全国へ!? FC1号店の全貌
名古屋メシのひとつに数えられるあんかけスパゲティ。名前の通り、中華料理や和食の"あん"のようにとろみのあるソースが最大の特徴。こってり&ピリ辛ソースに加えて、ゆでた太麺をラードで炒めることで独特の触感と食べ応えを出す。この通称"あんかけスパ"の元祖「ヨコイ」が全国進出しようとしている。
○こってり・ピリ辛・極太のガテン系スパ
あんかけスパは、昭和30年代に「スパゲッティ・ハウス ヨコイ」の創業者である横井博さんが考案し、その後、名古屋中に広まった。今では名古屋市内のあちこちに専門店が見つかるほど普及している。
いわゆるあんかけソースは、実はミートソースの一種だ。肉や野菜を裏ごしして具の形状がなくなるまでじっくり煮込み、さらにでんぷんでとろみをつける。
直径2.2mmの極太麺を使い、ゆでた後にラードで炒めるのもあんかけ独特。表面は固めで中はもちっとした食感は"逆アルデンテ"と称される。
ソースや麺の基本的な調理法だけでなく、トッピングもヨコイ流が標準。ヨコイのオリジナルメニューにはハム主体の「ミラネーゼ(ミラノ風)」と野菜主体の「カントリー」があるが、それを組み合わせた「ミラカン」