ドコモ、GEとIoT分野で提携 - スマホやタブレットでインフラ設備を管理
NTTドコモとGEエナジー・ジャパンは8日、IoT分野での業務提携に向けた覚書を締結した。ドコモの通信モジュールを内蔵したGEの産業用機器向けワイヤレスルータにより、インフラ設備を遠隔で監視するソリューションを提供する。
覚書は、GEの産業用機器向けワイヤレスルーター「MDS-Orbitプラットフォーム(以下Orbit)」と、ドコモの通信モジュールを連携させた新たなIoTソリューションを提供することを目指したもの。道路や橋梁、プラントや電気・ガス・水道などのインフラ設備を所有する民間企業や自治体は、通信モジュールを内蔵した「Orbit」を設置することで、設備の稼働データをリアルタイムに監視することが可能になるという。
取得したデータは、ドコモがIoTクラウドプラットフォーム「Toami」上で提供するアプリなどと連携させることで、スマートフォンやタブレットを介して管理できる。これにより、故障防止に向けた予兆診断や老朽施設の保全に役立てられるとしている。