2015年7月10日 10:05
今こそおさらい! 「中国株式市場」ってどうなってる!?
○中国株式下落
7月8日、中国株式の下落がアジア近隣に波及し、日経平均株価も今年最大の下げ幅を記録し、2万円を割り込みました。
2014年後半から国有企業改革への期待やさまざまな景気刺激策を背景に爆騰していた中国株式。2015年6月中旬に高値をつけてから一転、市場の過熱感から利益確定の動きが強まったことから下落し始め、下げ幅はここ3週間で30%まで広がりました。
中国は、株価下支え策を相次いで発表しましたが、効果が表れず、さらに7月8日に中国本土市場の大半の銘柄が売買停止になったため、パニックとなりました。
今や米国に次ぐ世界第2位の時価総額を誇る中国株式市場ですが、上海や深セン、香港など、複数の市場があります。
これを機会に今さら聞けない中国株式市場について整理しましょう。
○上海、深セン、香港…
中国株式市場は2つに分かれます。
(1)中国本土市場(上海、深セン)
中国国内の個人投資家向け
海外投資家は認可を受けた場合投資可能
(2)香港市場(香港)
海外投資家向け
○株価も違うの?
足元で株価暴落が騒がれている中国株式は、中国本土市場です。
同じ中国株式でも上海総合指数と香港ハンセン指数の値動きは異なります。