大分県・大分市で、ゴルゴ13やよつばと!等の作画技術を解説する企画展
大分県・大分市の大分県立美術館は、戦後から現在までの、マンガというメディア文化の展開と可能性に焦点をあてた展覧会「『描(か)く!』マンガ展 ~名作を生む画技に迫る――描線・コマ・キャラ~」を開催する。会期は8月1日~9月23日(9月1日休展)。開館時間は10:00~19:00(金曜・土曜は20:00まで、8月1日は12:00から、入場は閉館の30分前まで)。観覧料は一般・大学生800円、小中高校生600円。
同展は、マンガを「描く」、「人に見せる」、「たのしむ」という、マンガの本質的な営為に着目し、優れたマンガ家たちの卓越した作画技術を紹介するとともに、その時代背景をさまざまな視点から改めて見つめ直すもの。日本人は、プロの作家のみならず多くのひとが「絵」を描いており、マンガ読者の多くは、愛好するマンガ作品の「絵」をまねて自らも「描く」という体験を一度はしている。同展では、現代マンガの隆盛を支えてきたのは「描く読者」が分厚い層として存在し続けてきたことと分析し、戦後から現在まで、マンガというメディア文化の多様な展開とさらなる可能性を探る。
会場では、手塚治虫など、不朽の名作を生み出した巨匠たちの子ども時代やデビュー前後の貴重な作品の数々を紹介。