有村架純、7年ぶり2度目の舞台で林遣都と家族に! 安部公房の傑作戯曲『友達』
女優の有村架純が、舞台『友達』で7年ぶり2度目の舞台に出演することが19日、明らかになった。
同作は安部公房が自身の小説『闖入者』をベースにした戯曲。ある夜、ひとりの男(鈴木浩介)の日常に見知らぬ「9人家族」の足音が忍び寄る。祖父(浅野和之)、父母(山崎一・キムラ緑子)、3人兄弟(林遣都・岩男海史・大窪人衛)、3人姉妹(富山えり子・有村架純・伊原六花)から成る9人家族は、それぞれに親しげな笑みを浮かべ、口々に隣人愛を唱えながら、あっという間に男の部屋を占拠してしまう。男は何が何だかわからないまま、管理人(鷲尾真知子)、警官(長友郁真・手塚祐介)、婚約者(西尾まり)、弁護士(内藤裕志)と、次々に助けを求め、この不条理な状況説明を試みるが埒があかない。しかも、彼らは、どんどん「家族の論理」に加勢していく流れに…。
シス・カンパニーと、NHK よるドラ『きれいのくに』脚本でも注目を集めている気鋭の劇作家・演出家 加藤拓也が、『たむらさん』(2020年10月上演)に続きタッグ。1967年(昭和42)に青年座で初演され、同年の「谷崎潤一郎賞」を受賞、三島由紀夫をして「安部公房氏の傑作」と言わしめた作品に挑む。