『ブラックシンデレラ』で女優デビュー、『ViVi』専属モデル愛花の“福島魂”
私も明るい役や強さのある役もやってみたいですね。百合も美に対するちょっと斜め方向の強さを持っていますが、今度は斜め方向ではないまっすぐな強さも演じてみたいです。
――百合を演じてみて、ルッキズムについて何か考えましたか?
これまで外見主義について考えたことがありませんでした。今回、セリフの中にも外見に関するいじわるなワードとかが結構あって、そういうのを目にするとすごく悲しくなるし、無意識にやっている人たちには、よくないことだと分かってほしい。高校生だけでなく、小学生や中学生にもこの作品のメッセージが伝えられたらなと思います。
――まだ二十歳ですが、学業とモデル業に加えて今度はお芝居もと、とても目まぐるしい生活かと。そうしたなかで何かビジョンはありますか?
数年後にこうなりたいといったものは、あまりないんです。そのときに自分のやりたいこと、例えば今回のように演技へ挑戦したり、その都度やっていけたら。
もともと芸能界に入るきっかけも高校の時に受けたオーディションでグランプリをとったことで、そこからガラッと人生が変わりました。世の中、飛び込んでみないと分からないことのほうが多いので、今はいろんなことを吸収しつつ、挑戦していけたらと思います。