Synaptics、スマホ向けタッチ&ディスプレイドライバの新製品を発表
元々同社はタッチセンサやタッチパッド、ディスプレイドライバに加え最近はバイオメトリクス関連の製品をリリースしており(Photo02)、2014年10月にはRSP(ルネサススピードドライバ)を買収したりしている事でも有名である。こうした経緯もあってか、冒頭でまずマーケットと日本の動向が説明された(Photo03~04)。ちなみに日本は3月末に新しいデザインセンターを中野に開設しており、ここでは旧RSPの人員の97%をそのままのポジションの形で再雇用していることが説明されている。日本の従業員は400名を超えており、うちデザインセンターには350名超が在籍する(他に従来からあった営業拠点などが引き続き残る)との事だ。
さて、話は同社の主力製品というか、今回の本題であるディスプレイ/タッチセンサの話である。同社はDiscrete、SLOC/On-Cell、TDDIという大別して3種類の製品を引き続きリリースしている(Photo05)。今回の発表の1つ目は、Discrete用のDDICである。
これはWVGAからUHDまで4種類の解像度に向けてそれぞれの用意される形になる(Photo06)。これは急速にスマートフォンのディスプレイ解像度が向上している事に対応したもので、これに加えてSuper Scalingによる消費電力削減(Photo07)やローカルエリアACO(Photo08)などの色補正機能などを追加したとしている。
2つ目はSLOCあるいはIn-Cellに関する動向の話である。SLOC/In-Cellはパネルのコストが上がるためにあまり普及が進んでいないが、その一方でメリットも多い(Photo09)。特に同社のTDsyncはDisplay DriverとTouch Controllerが同期を取る事で、Display出力の駆動ノイズをTouch Controllerの側に伝える事なくセンシングが可能というものだ(Photo10)。3つ目がプレスリリースの1つ目にあたる、第2世代のTDDIである「ClearPad 4300」である。要するにSLOC/In-Cell向け製品はDisplay DriverとTouch Controllerが別々に存在していたが、これを1チップ化したものとなる。どのあたりが第2世代か? というと、Touch Controllerは従来から同社が提供してきたものだが、Display Driverは旧RSPのものを採用したということだそうだ(Photo12)。
ちなみに今後の展開であるが、同社は低価格向けの2本指と、ハイエンド向けは引き続きDiscreteが残り、メインストリーム向けにDDIC/TDDIが使われてゆくと予想しており、ここに向けて広く製品展開を進めてゆくという話であった。ちなみに会場ではこのClearPad 4300のデモの実演も行われた(Photo14)。
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