一般的には、離婚したけれど結婚生活自体はいやではなく、新たにやり直そうと思う人が多いようです。中には、離婚直後は何も考えられないと言う人もいますが、時間が経てば、新しい相手を探そうという気持ちになることが多いのです。最初から再婚相手ではなく、ただ単に、つきあえる人に巡り会いたいと思うようになる気がします。
それは恋人を作ることで、離婚した夫や妻への未練を断ち切り、寂しさを埋めたいと思うからではないでしょうか。こんな言葉があります。「女が再婚する場合は先夫を嫌っていたからで、男が再婚する場合は先妻を熱愛していたからだ。女は運を試し、男は運を賭けるのだ。」(イギリスの作家、オスカー・ワイルド)
○離婚した人の3割が5年後までに結婚
2010年、夫の再婚件数は13万件、妻は11万件。再婚するのは夫の方が多いです。
夫妻とも、離婚件数と同様に2008年をピークに減少していますが、ここ30年では、夫は1.5倍、妻は1.8倍に増えているのです。有配偶者は3,232万人で、夫と妻はそれぞれ半分の161,6万人いますから、そのうち夫の0.8%、妻の0.7%が一年間で再婚していることになります。2001年に離婚した人が、離婚後5年間で再婚をした割合は夫29.5%、妻26.3%。