東京都・六本木のとらやギャラリーで「はし と さじ」の展示・販売会
同イベントは、生活の中で使われてきた日本の伝統的な道具を改めて手にとり、みつめ直すきっかけを作ることを目的として、同店が「食にまつわる道具」をテーマに展示・販売を行う「とらや市」の第3回。
今回のテーマは、奈良時代から今に近い姿で使われていた「はし」と、大正時代に外国の食文化の渡来とともに次第に日本の食卓に取り入れられた「さじ」。それらの代表的な素材のひとつである「木のはし」と「竹のさじ」について、その意味合いや用途に着目し、製造工程などとともに紹介される。
さらに、展示品の一部を実際に手にとって使い心地を試すことが可能とのことだ。
なお、同店では和菓子だけでなく、和のさまざまな魅力や価値も広く伝えたいという想いから店内にギャラリーを併設し、ふろしきや漆、こけしなどをテーマとした企画展を実施している。ちなみに「とらや市」の第1回は「かごとざる」、第2回は「ふきんとてぬぐい」をテーマに開催された。