2015年7月30日 10:45
クロスフィニティ、国内におけるSEO市場調査 - 2017年までを予測
クロスフィニティは、2015年度版日本国内におけるSEO市場調査を実施し、結果を発表した。調査は2013年から毎年実施しており、今回で3回目。2015年度版では2014年までの実績に加え、2017年までの予測を行っている。
それによると、2014年の国内のSEO市場はインターネット広告および運用型広告の伸長に呼応するような形で前年比113.0%の356.3億となったという。PC検索に対応するニーズは堅調で、スマートフォン検索においては、Googleによるモバイルフレンドリー推奨の流れを受けて、スマートフォン検索への対応ニーズが加速したという。
2014年は前年に引き続き、ペンギンアップデート3.0や国内リンクネットワークへの制裁措置などGoogleによる悪質なリンクに対しての取り組みは日本の市場にも大きく影響。解約含め売上に直接的に打撃を受けたSEOサービス提供企業もあった一方、リンクに対する警告が来た際の対応サービスやアラートを未然に防ぐモニタリングサービスのニーズが増加しあっという。
また、Googleによる悪質なリンクに対する一連の措置の影響を受けて、意図的に検索結果のランキングを操作しようとする方法が複雑化・高度化し、一部のSEOサービス提供企業はウェブサイトの構築・運用コストやリンクの仕入れコストが高騰し、事業撤退またはサービス形態の変更を余儀なくされたという。