Windows 10ミニTips (1) Windows 10から以前のWindowsに戻る - Windows 8.1編
○以前のWindowsに戻せる条件
Windows 8.xやWindows 7などの各Windowsは、新バージョンをアップグレードインストールした場合、以前のWindowsバージョンに戻す仕組みを用意している。具体的には、古いWindows環境を「Windows.old」フォルダーに移動させており、ディスククリーンアップなどで削除しない限り、古いWindowsへと書き戻すことが可能だ。ただし、Windows 10無償アップグレードの場合は以下のような条件を満たす必要がある。
Windows 10にアップグレードしてから31日間以内
アップグレード後に新規ユーザーアカウントを追加していない
「このPCを初期状態に戻す」を実行していない
Windows.oldフォルダーが残っている
○Windows 10からWindows 8.1に戻す
Windows 8.1からWindows 10へ無償アップグレードした場合、「設定」の「更新とセキュリティ\回復」に「Windows 8.1に戻す」という項目が加わる。
こちらのボタンを押すと、簡単な質問が現れる。Microsoftとしては以前のOSに戻す理由を調査したいのだろう。
任意の項目を選択して先に進むと、Windows 8.1に戻す際の注意点が現れる。Windows 10のユニバーサルWindowsアプリは使用できず、Windows 10で行った各種設定はWindows 8.1に反映されない。単純に、「Windows 10で行った変更はすべて破棄」され、「以前の状態に戻る」と考えて構わないだろう。
なお、システムファイルを書き戻すため、ユーザーファイルが影響を受ける可能性は少ない。とはいえ万が一に備えて、外付けHDDやNASの共有フォルダーなど、PC本体とは物理的に異なるストレージに大切なデータをコピーしておくと安心だ。
次のメッセージは、Windows Helloなどパスワード以外の認証システムを使ってサインインしていたユーザーを対象としているのだろう。筆者が確認した限り、Windows 8.1で使用していたMicrosoftアカウントのパスワードやPINも利用できたため、それほど神経質になる必要ない。
最後に「Windows 8.1に戻す」ボタンを押すことで、以前のOSが書き戻される。
この間ユーザーに操作を求められることはないので、そのまま離席しても構わない。
Windows 8.1のロック画面を解除してサインインすると、見慣れたデスクトップ(もしくはスタート画面)が現れる。あらかじめWindows 10でデスクトップアプリをインストールしてみたが、ショートカットファイルは残っているものの、「%ProgramFiles%」や「%ProgramFiles(x86)%」など各フォルダーが以前の状態に戻るため、動作しなかった。
次回は、Windows 7からWindows 10へとアップグレードした環境にて、Windows 10からWindows 7へと戻す方法を紹介する。
阿久津良和(Cactus)
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