くらし情報『25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (15) エイズは、助かる。私たちの税金が正しく使われさえすれば』

2015年7月31日 14:39

25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (15) エイズは、助かる。私たちの税金が正しく使われさえすれば

25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (15) エイズは、助かる。私たちの税金が正しく使われさえすれば
前回に引き続き、ケニア取材のお話です。

○成人の5.6%がHIVウイルスに感染しているケニアの現状

「彼女はHIVポジティブです」

病院を案内してくれたスタッフの言葉に少し驚いて示された方を見ると、若い女性の姿がありました。待合室の椅子に座っている女性は、いわゆるエイズ患者です。

「この病院に通うようになり、診察を受け、薬をもらってラクになりましたが、それまでは頭痛がありました」

同じ病院の産婦人科病棟では、赤ちゃんを抱いた若いお母さんに出会いました。彼女もまた、HIVポジティブ。妊娠中から医師の診察を受け、的確な対応をしたので赤ちゃんは感染を免れたと言います。

こういう光景は、ケニアでは珍しくありません。なぜなら、死因の第1位がエイズであり、成人の5.6%がHIVウイルスに感染しているからです。


○三大感染症をに対処するための投資「グローバルファンド」

エイズはかつて、「かかったら死んでしまう」と恐れられていましたが、1990年代の後半に開発された「抗レトロウイルス薬」のおかげで、感染しても発症を防げるようになりました。ただし、HIVを体内から取り除く薬は現時点ではないため、薬を飲み続ける必要があります。

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