高速化を実現したSQLite最新版が登場
「SQLite Release 3.8.11.1」における主な性能向上点は次のとおり。
初期ページキャッシュラインに使用するメモリブロックの事前割当に使用するページキャッシュを拡張。デフォルトで100ページを事前割当するように変更し、一般的な利用状況で約5%の性能向上を実現
細かい最適化を実施し1つ前のバージョンと比較して22.3%の性能向上を実現。従来のバージョンと比較した場合、バージョン3.8.0と比較して2倍高速に、バージョン3.3.9と比較して3倍高速に動作する
SQLiteはソフトウェアに組み込まれて使われることが多いデータベース実装。ライセンスが緩いこと、軽量高速で扱いやすいこと、SQLが利用できることなどから、ソフトウェアに組み込んで利用さている。SQLiteは人気の高いオープンソース・ソフトウェアで採用されており、S性能向上はそうした他のオープンソース・ソフトウェアにも性能向上をもたらすことになる。