Windows 10へのアップグレードを偽るスパムメールに注意
今回指摘されている不正な動きは、メールに添付されているzipファイルを展開して内部のファイルを実行するとCTB-Locker系と見られるランサムウェアに感染するというもの。このランサムウェアはドキュメントを暗号化してしまい、復号してほしければ96時間以内にBitcoin経由で送金するように身代金を要求するとのことだ。CTB-Locker系のランサムウェアが提示する時限としては短いほうだとも説明されている。
Windows 10への無償アップデートの提供が開始されたことで、最新技術やソフトウェアの最新バージョンに関心の高いユーザの心理状況を悪用して感染を広げているようだ。Windows 10のアップデートがメール経由で提供されることはなく、ダウンロードを通じて提供されるため、メールによるアップデート作業の指示などが含まれたメールを受信した場合、スパムやフィッシングメールとして適切に対処することが望まれる。