2015年8月6日 17:02
米Google、「Nexus」端末に月例でセキュリティアップデートを配信
米Googleは5日(米国時間)、自社ブランドのAndroid端末「Nexus」シリーズ向けに同日より無線を利用したOTA(Ovet the Air)形式でアップデートを行うと発表した。今後、セキュリティにフォーカスしたアップデートを毎月行っていく方針だ。
対象となるのはNexus 4および同5、6、7、8、9、10とNexus Player。このアップデートには、7月末にZimperiumが明らかにしたメディアライブラリ「Stagefright」が関連する脆弱性の修正も含まれる。同時に、メーカーや通信事業者が修正を提供できるようAndroid Open Source Project(AOSP)にも修正を配信する。Stagefrightの脆弱性については、マルチメディアメッセージ(MMS)を受信するだけでユーザーが気がつかずに感染し遠隔から操作が可能であること、95%のAndroid端末が影響するといわれることなど、注目を集めた。
Googleによると、今後Nexusデバイス向けに毎月セキュリティにフォーカスしたアップデートを行っていくという。これらの取り組みを通じて、他のAndroidメーカーや通信事業者にもアップデートを奨励する狙いだと思われる。