2015年8月7日 09:25
ブラウザベースのWebマッピングシステムをオンプレミスで実現するサービス
位置情報関連のソフトウェアを提供するPitney Bowes Softwareの日本法人であるピツニーボウズ・ソフトウェアは8月6日、オンプレミス環境でのWebマッピングシステム導入を容易にし、ビジネス情報を地理的に分析する専用ツール「MapInfo Pro」で作成した分析マップをサーバ上で共有してブラウザ経由での閲覧を可能にするサービス「Spectrum Spatial Analyst」の出荷を開始したと発表した。
同サービスを利用すると、専用ソフトがなくとも、社内で作成した地理データや分析マップへ、PCやスマートフォンなどの手持ち環境から常にアクセスできる。公共的な情報を告知したり、ビジネスユーザが企業内の地理的なデータを同じチーム内メンバーだけでなく、組織外の市民、顧客、パートナー企業などと共有する場合に利用可能。
またシステム導入後、アプリの開発やコーディングなしでWebマッピングを実現でき、ユーザはブラウザがあれば、プラグイン不要でインタラクティブなマップを閲覧できる。また、オープンスタンダードな規格であるWeb Mapping Service(WMS)により公開されているマッピングサービスを取り込み、サービスで管理する自社情報と重ねて表現するなど、ほかのサービスとの連携も行える。