くらし情報『北極海の氷が観測史上4番目の小ささまで縮小』

2015年8月7日 09:52

北極海の氷が観測史上4番目の小ささまで縮小

北極海の氷が観測史上4番目の小ささまで縮小
ウェザーニューズのグローバルアイスセンターはこのほど、2015年の北極海の海氷傾向を発表した。

同社によると、現在、北極海の海氷は約700万平方キロメートルで、1日に約10万キロメートルのペースで融解している。同時期で比較すると、2012年、2007 年、2011年に次いで観測史上4番目に小さい面積とのこと。特にロシア沿岸での海氷の融解が進んでおり、カラ海西部やラプテフ海東部、チュクチ海ではすでに大半の海氷が溶け、開水面となっている。また、カナダ多島海でも昨年以上に融解が進んでいるという。

例年9月に記録される最小海氷域面積も、今年は昨年より30万平方キロメートル縮小し、約450万平方キロメートルとなる予想。

なお、今シーズンは、東シベリア海の海氷が後退することによって8月中旬にロシア側の北東航路が開通し、昨年は開通しなかったカナダ側の北西航路も9 月初めには開通する見込みとなっている。

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