くらし情報『SASと統計数理研究所、組織のビッグデータ活用を支援するラボを共同設立』

2015年8月7日 10:33

SASと統計数理研究所、組織のビッグデータ活用を支援するラボを共同設立

SASと統計数理研究所、組織のビッグデータ活用を支援するラボを共同設立
統計数理研究所とSAS Institute Japan(SAS)は8月6日、企業や公共団体がビッグデータを活用するための実践的研究の場として「ビッグデータイノベーションラボ(BIL)」を共同で設立すると発表した。

ビッグデータ活用の重要性が叫ばれて久しい昨今、多くの企業や公共団体などの組織がビッグデータの活用による価値の創出について模索・検討しているが、データの蓄積や計算資源などの準備に多大なコストがかかること、人的資源の不足などの理由から、実際に活用し成果を出している組織は限定的だ。

統計数理研究所 教授の中野純司氏は記者会見で、「データ量が多いとこれまでの統計手法が利用できないことがあり、新しい統計理論、手法の開発が必要となってくる。また、新しい計算機技術の開発も求められる」とビッグデータ解析・活用の難しさを指摘した。

このような状況を踏まえ、統計数理研究所とSASは、従来から統計数理研究所に設置されている人材育成・統計思考力育成事業を行う「統計思考院」のビッグデータ解析の研究基盤を拡張し、BILを設立させることで合意した。

統計思考院ではこれまでにも、共同研究に繋げることを目的とし、産業界・学術界を問わずデータ分析に関する相談を受け付けていた。

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