役所広司、鈴木貫太郎元首相に感銘「"永遠の平和"を祈りたい」
半藤一利の同名ノンフィクションをもとに描く本作は、太平洋戦争終結前夜の真相に迫る歴史大作。劇中では、陸軍大臣・阿南惟幾を役所、昭和天皇を本木、戦争継続のクーデターを首謀する若手将校・畑中健二を松坂が演じている。
主演の役所は、「スピード感がある現場で、あっという間の2ヶ月だった。素晴らしいキャスト、スタッフと共に良い時間を過ごせた」と撮影を振り返り、阿南大臣の息子・阿南惟正氏から手紙が届くと、「今回は合格点をもらったようでホッとしています」と安堵の表情。また、戦後70年に公開する本作について、原田監督は、「この作品が契機となって、戦争について考えてくれれば」と真摯にアピールした。
一方、昭和天皇を演じた本木は、初日を迎え、「プレッシャーは浴びるほど感じた。少し風穴が空いて、やっと呼吸できる感じ」と胸をなでおろし、「自分の小さい仕事がスクリーンに映し出され、世の中に広がることはありがたい」と感慨深げ。
また、「普段は私の仕事に興味がない17歳の息子が、『見たい』と言って今の回で見てました。家に帰ってから、どんな会話をするか楽しみです」と笑顔で明かす場面もあった。
舞台あいさつには、山崎努が演じた鈴木貫太郎首相の孫・鈴木道子氏も出席。「大きくて温かい人でした。拝命を頂戴した時は、家族に『バドリオになるぞ』と言っておりました。最初から戦争を治めるつもりで首相になったと思います」と貴重なエピソードが披露されると、役所は、「日本はこの70年、平和に暮らしてきた。鈴木貫太郎さんが言う“永遠の平和”が、この先100年、200年と続くように祈りたい」と平和への想いを語って、イベントを締めくくった。
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