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四千頭身、結成5年で感じる手ごたえ 趣味が仕事に「好きなことがやれている」

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四千頭身、結成5年で感じる手ごたえ 趣味が仕事に「好きなことがやれている」

●漫画から学んだ人生に大切なこと
“脱力系漫才”にハマる人が続出、独特な世界観で注目を集めるお笑いトリオ・四千頭身。3人の個性的なキャラクターも魅力で、さまざまなバラエティ番組で存在感を放っている。漫画・アニメ、ゲーム、野球など、それぞれの趣味に関連した番組や企画でも活躍中だ。

集英社の漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」が開催する漫画家発掘バトルオーディション番組「MILLION TAG」(7月2日よりYouTubeで配信 ※全8回)では、漫画好きの四千頭身を番組MCに起用。好きなことがまた一つ、仕事につながった。そんな3人にインタビューすると、それぞれ漫画から大切なことを学んだと、漫画の魅力を熱弁。また、好きなことが仕事につながっている現状について「うれしい」と笑顔を見せた。

――漫画に関連したお仕事が増えている印象ですが、今回、6人の新人漫画家が編集者とタッグを組んで優勝を目指す「MILLION TAG」のMCに抜てきされ、どう感じましたか?

都築拓紀:うれしかったですね。


後藤拓実:賞レースのMCですからね。教育上、「漫画じゃなくて本読みなさいよ」と言われることがありますが、本を読んでいたらこの仕事は来てないと思うので、漫画を読んでいてよかったなと思います。漫画を読んでいていいことはいくらでもあります。

都築:漫画から学べることはたくさんありますからね。

後藤:本よりも影響を受けやすいと思います。キャラクターがいるので。

石橋遼大:描写があるので入りやすいですよね。

――漫画が好きになったきっかけを教えてください。


後藤:病院の待合室にあった『ブラックジャックによろしく』を読んで面白いなと。そこから漫画を買い始めるようになりました。医者のカッコよさを描いた漫画を置くという、ちょっとイタい病院ですけど。

都築:いやいや、いい病院だよ!

――都築さんと石橋さんはいかがですか?

都築:僕はもともとアニメを見ていて、漫画は買ってなかったのですが、ある友達が「面白い野球漫画がある」と『ダイヤのA』を紹介してくれて、その友達の家で2巻くらいまで読んで面白くて、僕も一緒に買い始めたのがきっかけです。そこから漫画を手にとって買うようになりました。
石橋:僕は6個上の兄が読んでいた漫画を真似して読むようになり、そこからです。『SLAM DUNK(スラムダンク)』も『ONE PIECE(ワンピース)』も『NARUTO -ナルト-』も『DRAGON BALL(ドラゴンボール)』も、兄の影響で読みました。

――漫画から学んで今も大切にしていることはありますか?

後藤:『アイシールド21』の阿含とヒル魔のシーンで、アメフトをやっている理由を聞かれたヒル魔が「おもしれぇから」と答えるんです。
それってすごく大事な気がしていて、僕はお笑いやっている理由について「おもしれぇから」って言うようにしています。自分が面白いからやっていますよって。

石橋:さっき僕が挙げた『ONE PIECE』や『DRAGON BALL』などはすべて、“仲間のため”というのがあるんですけど、『SLAM DUNK』の三井の不良仲間・鉄男の言葉が印象に残っています。三井が不良をやめてバスケ部に戻るときに髪を切り、その三井を見た鉄男が「お前にはそっちのほうが似合ってるよ」と言ってバイクで走り去っていく。仲間思いだなと思いました。不良の道に引き留めるのではなく、バスケ部に戻れという感じは素晴らしいなと。自分も背中を押してあげる存在になろうと思いました。

都築:僕は、『テニスの王子様』です。
ナイター設備の大きなライトが倒れてきたときに、負けたチームの選手が勝っていたチームの選手をかばうためにライトを体で受け止め、勝っていたチームが「お前らが勝ちだ」と言うんです。思いやりや優しさで勝利をつかむこともあるんだなと、心の優しさや心の強さを学びました。

――四千頭身さん全員にとって大事な漫画というのはありますか?

都築:世代が一緒なので、通ってきた漫画が似ているというのはありますけど。

石橋:『ONE PIECE』などは3人とも好きですね。

●仕事の幅の広がりでブレイク実感

――最近は、漫画やゲームなど、好きなことが仕事につながっている印象がありますが、喜びや手ごたえは感じていますか?

都築:それはありますね。僕はそもそも、好きなもの、趣味を仕事にしたくてこの業界に入ったので。実際、好きなことがやれているなと、最近特に強く感じているので楽しいです。

――趣味を仕事にしたくて芸能界に?

都築:興味のない会社に就職してサラリーマンをやるのは向いてないなと。
その頃から、ゲームも漫画も好きだったし、芸人さんはそういうことも仕事としてやれている印象があったので、この業界に興味を持ちました。2人も、サッカーが好きでサッカーのお仕事をやったり、野球が好きで野球のお仕事をやったり、そういうことができるのでこの業界は夢があるなと感じます。

――そういったお仕事ができるのは、人気があるからこそなのかと。ブレイクを実感するところかなと思うのですが、いかがでしょうか?

後藤:確かにそれはありますね。

都築:ある程度知名度がないと、こういうお仕事もいただけないでしょうし、良かったと思います。

――2016年の結成から約5年。思い描いていた5年後と比較していかがですか?

後藤:いいんじゃないですかね。僕は5年後を思い描いていなかったですけど。


――先の目標は立てないタイプということでしょうか。

後藤:そうです。こうなりたいとかあまり考えないので。

――都築さんと石橋さんもそうですか?

都築:僕はイメージ通りかなと。なんとなくこんなことをやっていたいなというイメージはざっくり立てていて、そのイメージに近い活動ができているなと思います。

――具体的に、どのようなイメージをされていたのでしょうか。

都築:なんとなく24、25歳あたりで、芸人のお仕事だけでなく、趣味が仕事になっていたらいいなと考えていました。

――石橋さんはいかがですか?

石橋:僕は、養成所に入る前は、こんなことになっているとは思ってなかったです。
こういう状態になるには10年くらいかかると思っていたので、想像していたのとは全く違う未来です。キャラが濃い2人に出会えたから、今こういうことになっているのかなと思います。

●今後の目標と賞レースへの思い

――ブレイクにつながったなと感じている転機とは?

都築:謎のツイッターアカウントですね。

後藤:ツイッターのフォロワーがすごい増えて、どうしたんだろうと思ったら、あるツイッターアカウントが僕たちのネタ動画をアップしていて、それがバズっていたんです。そこから番組などに呼んでもらうようになり、そのツイッターアカウントがきっかけです。

――今後、どうなっていきたいか目標もお聞かせください。

都築:少しずつでもいいので、右肩上がりに進んでいけたら。去年は3人でMCを務める番組はなかったと思いますが、今年に入ってこうやって3人でMCができている。去年やれていなかったことが次の年にできるというように、どんどん更新できたらいいなと思います。

石橋:ネタでいうと、後藤くんがツッコミをやめて、都築がツッコミになるとか、変えたこともあったので、いろんな形があるんだなと知っていただけたらうれしいです。

――『M-1グランプリ』をはじめとする賞レースへの思いは?

後藤:とりたいなとは思いますけどね。

都築:決勝に行けば違うのかなと。でも、狙ってできるような簡単なものではないので。

後藤:それだけを狙って劇場を増やしていったらできるかもしれないですけど、それだけやっていればいいということではないので、難しいところがありますね。

――バランスをとりながら、狙っていくと。

後藤:そうですね。それでとれたらうれしいなと思います。

■四千頭身
都築拓紀(1997年3月20日生まれ、茨城県出身)、後藤拓実(1997年2月6日生まれ、岩手県出身)、石橋遼大(1996年9月13日、東京都出身)によるお笑いトリオ。ワタナベコメディスクール22期生として出会い、2016年に結成。同年12月に『新しい波24』スペシャル(フジテレビ)で地上波テレビ初出演を果たし、注目を集めた。現在、『有吉の壁』(日本テレビ)、『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』などに出演中。公式YouTubeチャンネル「YonTube(四千頭身公式チャンネル)」では、ネタ動画のほか、さまざまな企画を展開している。

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