くらし情報『屋良朝幸ら『イキヌクキセキ~十年目の願い~』開幕「現地の思い伝えたい」』

2021年7月2日 21:00

屋良朝幸ら『イキヌクキセキ~十年目の願い~』開幕「現地の思い伝えたい」

屋良朝幸ら『イキヌクキセキ~十年目の願い~』開幕「現地の思い伝えたい」

音楽劇『イキヌクキセキ~十年目の願い~』の公開稽古が2日に神奈川・横浜のKAAT神奈川芸術劇場ホールで行われ、屋良朝幸、浜中文一らが取材に応じた。

「東日本大震災」から10年。震災に関わった多くの人たちにエールを送るために、数々の作品を手がける演出家のモトイキシゲキ氏が現地で取材し、実際の出来事をもとに書き下ろした作品。震災で両親を失い、東京でダンサーになる夢を叶えようと故郷を離れていた鈴木大樹(屋良)は、同郷で「元気食堂」を営む木島晃(松平健)との出会いで、故郷へ帰ることに。吉澤元(浜中)ら同級生たちと再会し、常連客と絆を深めるうち、震災によって幻となっていた「高校の卒業式」を計画し始める。

実際に東北地方へ足を運び、地元の人から当時の話を聞いたという屋良と浜中。屋良は「震災を題材をした作品を地元の方が見たとき、どう思うんだろうと僕は考えすぎていたんです。でも地元の方に『エンタメを通して、実際に起こったことを伝えてほしい』と言われ、ものすごく勇気をもらえました」と振り返り、「エンタテインメントに関わっている人間として、地元の方たちの思いをステージ上から伝えていきたい。
それだけだと堅くなってしまうので、ダンスや歌を交えながら、見てくれる人が『ショー』として楽しめる作品にしたいです」

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