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mineoがドコモ回線に対応、使える端末が最も多いMVNOに - VoLTEは11月頃に対応か

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mineoがドコモ回線に対応、使える端末が最も多いMVNOに - VoLTEは11月頃に対応か
●日本初のマルチキャリアサービスに
ケイ・オプティコムは18日、携帯電話サービス「mineo(マイネオ)」で提供されるNTTドコモの回線を利用した「ドコモプラン(Dプラン)」のサービス詳細を発表した。提供開始は9月1日からを予定。本稿では、都内で開催された記者説明会の模様をお伝えする。

○日本初の個人向けマルチキャリアサービス

ケイ・オプティコムでは現在、KDDIの回線を利用したauプラン(Aプラン)を提供している。NTTドコモの回線を利用したドコモプラン(Dプラン)の提供が開始されれば、mineoの利用者は2つの回線を自由に選択できるようになる。同社では「日本初の個人向けマルチキャリアサービス対応」として訴求していく考えだ。ちなみに対応端末の数は、ドコモプランが約200端末、auプランが約50端末となっている。

シングルタイプ(データ通信のみ)は、両プランとも500MB/月が月額税別(以下同)700円、1GB/月が月額800円、3GB/月が月額900円、5GB/月が月額1,580円で提供される。
デュアルタイプ(データ通信+090音声通話)は、ドコモプランでは500MB/月を月額1,400円から、auプランでは月額1,310円から提供する。

ドコモプランではauプラン同様、ユーザー自身でMNPの即時開通が可能。コールセンターに電話をかけるだけで、1時間程度で開通できる。また、mineo内でのMNPにも対応。auプラン、ドコモプラン間のMNP切り替えは2,000円で行える。SIM交換手数料は、従来の3,000円から2,000円に引き下げる。

●割引サービスも用意
○「パケットシェア/ギフト」も用意

そのほか、パケットのシェアプランも用意されている。auプラン、ドコモプラン間でキャリアの枠を越えて「パケットシェア」できるほか、9月から提供される「パケットギフト」では家族の枠も越えて、誰とでもパケット容量を分け合える。
このほか「複数回線割」「家族割」といった割引サービスも提供する。

ケイ・オプティコムでは「mineo史上最大のキャンペーン」として、月額基本使用料が最大2年半無料になるキャンペーンを実施。また、海外渡航者向けサービス「mineo 海外プリペイドSIM」を9月から、訪日外国人向けサービス「Prepaid SIM for Japan Travel」を10月からスタートさせる。記者説明会に登壇した同社 モバイル事業戦略グループ グループマネージャーの津田和佳氏は、マルチキャリアサービスについて「好きなタイミングでキャリアを切り替えられる。キャリアの違うあの端末が使いたい、あるいは引っ越した先で強いネットワークを使いたい、といった要望に応えられる」とアピール。そして「今後とも利用者の皆様に、もっと自由に快適に無駄なく使っていただけるサービスを提供していきたい。今後の展開にご期待してほしい」と話した。

●VoLTEへの対応は?
○セットプランはある?

説明会の最後に質疑応答の時間が設けられた。
記者から料金設定が他社と横並びであることを指摘されると「マルチキャリアサービスに対応したほか、複数回線割、家族割などを用意する。こうしたことで、充分に戦っていけると判断した」と回答。ちなみにシングルプランではauプランとドコモプランの値段を揃えることで、利用者にわかりやすくしたという。

従来のauプランでは、スマートフォンとのセットも提供してきた。今後のセットプランの提供予定について問われると「本日の発表会には間に合わなかったが、今後もセットプランを提供していきたい」と回答。メーカーと共同で開発するため時期の確約はできないとしつつ「年内には何らかのセットプランを公表できるのではないか」との見方を示した。

○VoLTE対応は11月頃か

記者説明会の終了後、津田氏は囲み取材にも応じた。この料金設定で元がとれるのか、という記者の質問に津田氏は「キャンペーンに相当なコストを使う。
競合さんがいるので、あれくらいやらないと厳しい」と回答。料金設定については「ずっと最安値をアピールしている会社さんもあるが、弊社はそこは目指していない。皆さんに充分に納得していただける料金でやっていく。お客様からも、品質の充実を求める声をたくさんいただいている。そこを意識して進めている」とした。

ドコモプランとauプランの棲み分けについて聞かれると「現時点で、個人的に使っていて実感するのは、auのネットワークはカバー範囲が広いということ。もう3G回線には戻れない、広いエリアでLTEが使えるサービスが良い、というお客様にはauプランがお薦め。一方で山間部、田舎で3Gになっても必ずインターネットに繋がるサービスが良い、というお客様にはドコモプランをお薦めする。
迷われているお客様には、現時点では、そうお話していきたい」と説明した。

今日現在、auのVoLTE対応機種および2015年7月以降のauのタブレットは、mineoサービスに対応していない。これについて津田氏は「調整しているところで、11月には対応できそう。KDDIとスケジュール、契約などを詰めている段階で、見込みが立った。よく“やる気はあるのか”と言われるが、すごくある」と笑顔で回答。なおVoLTEを利用するにはSIMの差し替えが必要で、auの端末を使う場合はSIMロックの解除が必須になるという。ちなみにSIMロックの解除が申し込めるのは、端末の購入から180日後と決まっている。これについて「5月に発売された端末なら、11月に解除できる。
11月にスタートさせれば、ちょうど間に合う」と説明している。

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