あの人に会えて良かった、と思える人生『横道世之介』 - iTunes Store 今週の映画 2015/08/19
○家でじっくり感動したい、優しい映画
今週の映画は、2013年公開の高良健吾主演作『横道世之介』です。舞台は1980年代(多分後半)。大学進学のために長崎から上京した青年・横道世之介の過ごす1年間を丁寧に描く物語です。流されやすく、取り柄もないけど、付き合うほどに憎めない世之介。時折、当時彼が出会った人々の視点による"現在"(十数年後)のシーンが挟まれ、世之介の存在感が徐々に浮き彫りにされていきます。
映像の作り方が非常に丁寧で、派手な展開はないのに飽きさせません。
セットや衣装のみならず、映像の色味や陰影も80年代と現在を対象的に映し出したり、また、進行を急いで端折ることなく、じっくりと紡がれるシーンは、可笑しかったりシュールに見えたりしながら、人物の心情をじわじわと滲み出させる力があります。これは役者さんの力量もあってこそですね。
じんわり感動できる作品は、家でゆっくり鑑賞するのも良いものです。夏の終わりに、少しの懐かしさと、切なさと共にお過ごしください。
(作品紹介)
>> 長崎の港町で生まれた横道世之介(高良健吾)は、大学進学のために上京したばかりの18歳。嫌みのない図々しさを持ち、頼みを断れないお人好しの世之介は、周囲の人々を惹きつける。お嬢様育ちのガールフレンドの与謝野祥子(吉高由里子)をはじめ、入学式で出会った倉持一平(池松壮亮)や加藤雄介(綾野剛)など、世之介と彼に関わった人々が過ごす青春時代。16年後、世之介に起こった出来事から、愛しい日々と優しい記憶の数々が鮮やかにそれぞれの心に響きだす……。
つながり作品
『横道世之介』の見所のひとつと言えるのが、世之介の彼女になるお嬢様育ちの女の子 与謝野祥子を演じる吉高由里子です。最初こそ妙なテンションに面食らいますが、表裏ない素直さと飾らない性格に惹かれていくのは世之介だけではないハズ! この作品の後、テレビドラマ『ガリレオ(第2シーズン)』や『花子とアン』のヒロインなどで活躍。iTunes Storeで視聴できる『ロボジー』『婚前特急』などの作品でもその演技力は高評価です。祥子ちゃんカワイイ! と思った方はぜひこちらもチェックしてみてください。
提供元の記事
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