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頭皮をマッサージできる「スカルプドライヤー」とは - ベテラン美容師に試してもらった

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頭皮をマッサージできる「スカルプドライヤー」とは - ベテラン美容師に試してもらった
●18,000円のドライヤー
美容家電を手がけるヤーマンが発売した「スカルプドライヤー」。主に男性をターゲットとした製品である。オープン価格ではあるものの、「ヤーマンダイレクト」での直販価格は税別18,000円。ドライヤーを購入する金額としては「ちょっと高い」と感じる男性が多いのではないだろうか。

○なぜ「スカルプ」ドライヤー?

スカルプドライヤーは、ただ風を吹き出して髪の毛を乾かすためのドライヤーではない。もちろんドライヤー機能を備えるが、頭皮に押し当てるようにして、微振動でマッサージも行えるのだ。頭皮をマッサージするためのアタッチメントとして、太めでやわらかい素材を用いた「スカルプヘッド(大)」と、ブラッシングに適した「スカルプヘッド(小)」が付属。これらアタッチメントをドライヤーの温風吹き出し口に取り付けて使用する。


微振動で頭皮をマッサージするコースは、約42℃の遠赤外線微風を吹き出す「スカルプHOT」モード、冷風を吹き出す「スカルプCOOL」モードがある。微振動とともに頭皮をマッサージするコースだけでなく、約60℃の低温風で髪を乾かす「遠赤低温ドライモード」も搭載。

ヤーマンは、シャンプー前にスカルプHOTで汚れを浮かせ、風呂あがりに遠赤低温ドライで髪を乾燥、再びスカルプHOTでマッサージした後にスカルプCOOLで育毛剤などを浸透させる使用法を提唱している。

筆者がいくらスカルプドライヤーを気に入っても、それはただのマッサージ目当て。スカルプドライヤーが想定する「髪の毛が気になる男性」とは目的も異なる。そこで、メインターゲットとなる人たちの本音を探るべく、実際に美容院で使ってもらうことにした。

●メインターゲットの本音を聞きたい
○実際に美容院で試してもらった

筆者が5年くらい通いつめている美容院にて、そんなスカルプドライヤーの話をしていたところ、ベテラン美容師のKさんが食いついてきた。Kさんの働く美容院には、男女問わず、さまざまな年齢層のお客さんがやってくる。


Kさんは、頭頂部やおでこまわりが気になりだした30~40代男性という、まさにスカルプドライヤーのメインターゲットとなるお客さんも数多く担当していた。彼らの悩みに応えるべく、Kさんは育毛剤やマッサージなどを研究中だそうで、今回もその一環として、スカルプドライヤーを試してみたいとのこと。「何人かのお客さんにも、その場で使ってみてもらうね」と約束してくれた。

○頭皮ケアをサポート

スカルプドライヤーを預けて数カ月経ち、自らの髪を切ってもらうべく筆者はKさんのもとへ。5名ほどのお客さんに試してもらったという。Kさんいわく、試した全員が声を揃えて「気持ち良い!」と言ってくれたそうだ。特にスカルプHOTモードが人気だったらしい。人気だったのはスカルプHOTだが、Kさんによれば「スカルプCOOLでクールダウンできるのがいいよね」とのことだ。


スカルプドライヤーには、頭皮にしっかりとヘッドを当てられるよう「サイドグリップ」なるハンドルがある。ここをガシっとつかんで頭へ当てるのは、ちょっとしんどいとの声も聞かれたそうだ。スカルプドライヤーの重量は630g。頭に重さを掛けられる頭頂部はラクできるが、それ以外は確かに腕を上げっぱなしにするのがキツイかもしれない。この問題は軽量化、もしくは重心バランスを見直すなどの工夫で改善されるかもしれないので、次モデルに期待したいところだ。

ちなみに、Kさんが今まで研究した結果だと、「頭皮マッサージなどによって新陳代謝アップを狙う」「頭皮の余計な皮脂を取り除く」「毛根へ働きかけるトリートメントや薬剤を使う」、この3つが頭皮ケアにとって重要だそうだ。

スカルプドライヤーはこの3つをサポートするツールだといえよう。スカルプHOTは汚れをオフしつつ頭皮マッサージをしてくれるし、スカルプCOOLはトリートメントや薬剤の浸透を助けてくれる。
そういった意味で、美容師のKさんも「長期的に使えば頭皮の環境が整いそう」語っていた。

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