2015年8月20日 10:35
デンソー、バイオ燃料の実用化に向け熊本県に微細藻類の大規模培養実証施設
デンソーは8月19日、熊本県天草市に敷地面積2万m2の微細藻類の大規模培養実証施設を建設し、2016年4月より稼働を開始すると発表した。同市の廃校の土地・施設を活用するという。
新施設では、同社が特許を保有する微細藻類「シュードコリシスチス」の培養実験を行う。「シュードコリシスチス」は生長が速く、丈夫で培養しやすい特徴を持つ。
同社は2008年から「シュードコリシスチス」の研究に着手しており、これまで愛知県西尾市の善明製作所内300m2の敷地で培養を行ってきたが、バイオ燃料の生産効率を高めるため、新施設の建設を決めた。今後、新施設で実証実験を行い、2018年度を目処に、藻から抽出したバイオ燃料の実用化に向けた要素技術の確立を目指すとしている。
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