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東京都・秋葉原のラーメン「メガ豚野郎」、どんな野郎も胃袋木っ端微塵!

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東京都・秋葉原のラーメン「メガ豚野郎」、どんな野郎も胃袋木っ端微塵!
いつ何時、世界中の誰が見ても筆者は野郎なワケだが、まさか「野郎」と「ラーメン」が一体化する日が来ようとは。しかも、大ボリュームでだ! そんな野郎を冠したラーメンが東京は秋葉原にあると聞きつけ電車に飛び乗った。「メガ豚野郎(メガトンヤロウ)」というラーメンらしいが、どんな爆弾ラーメンが登場するのやら。

○"期間限定"の枠に収まり切らなかったメガ盛りラーメン

出迎えてくれたのは現在都内を中心に23店舗ある「野郎ラーメン」の中でも代表的店舗である秋葉原店・店長の根本裕士さん。「いらっしゃい!! どんなヤロウも大満足の『野郎ラーメン』をご賞味あれ! 」。根本さんは厨房に自らが先頭に立ち、「野郎ラーメンの伝道師」としてお客さんへはもちろんのこと、スタッフ教育にも力を注ぎ、さらなる「野郎ラーメンの伝道師」輩出に励んでいるお方。

「もともとは横浜でつけ麺を提供する同グループの『大ふく屋』から生まれたのが『野郎ラーメン』です。大ふく屋にて期間限定の大盛りラーメンを提供したところ『もっと食べさせてほしい』という声をたくさんいただきまして、それならばと社内で話し合い、改良を加えて別店舗展開したんですよ」。


なるほど、誕生時からワクに収まり切らない一杯だったのだ。その後、野郎ラーメンという屋号は、2010年6月オープンの神田1号店からスタートしたという。「オープン時から大切にしていることはいつ何時、どの店舗でも同じ味を提供することです。例えば、原材料の豚にしても骨格の作りや肉の付き方には"個性"があるので、一杯のラーメンでも同じ味を作るのは実は簡単なことではありません。よって数ある店舗の味を統一することには苦労しました」。

渋谷総本店などで行う厨房スタッフの教育と、社長も参加する徹底した味の確認等によってどの地域の店舗に行っても"野郎クオリティー"の味を楽しめるような取り組みをしているそうだ。

男らしい響きとは裏腹に、繊細かつ計画性に満ちた一杯! では野郎ラーメンの中でも重量級の「メガ豚野郎」をいただきましょう。

○ワシワシと食べるチャーシュー&盛り盛り焼き野菜

ドーーーン!! という擬音が見えそうなほどのお姿。
山のように盛られたもやしとキャベツの野菜炒め、その片面を覆う大判チャーシューはまるで岸壁のよう。ラーメンだけど、果たして麺までたどり着くのだろうか。

早速チャーシューをパクリ。むむ! 噛み応えのあるしっかりしたお肉だこと! 適度な柔らかさもあって旨味が一気に口内を駆け巡る。

「現在は主にメキシコから輸入した肩ロース肉を使っています。1店舗だけで1日100kg以上の豚肉を使用するので、野菜も含め国内業者では仕入れが追いつかないんですよ。ちなみに豚肉はエイジング・ビーフといって十分に旨味を熟成させてから輸入しています」。

世界を股にかける一杯ですか。
さて、肉の壁が崩れかけたところでようやく麺の登場。ちなみにこのちぢれ麺は、数種類もの小麦粉を同店独自にブレンドした中太タイプ。甘じょっぱい豚骨醤油のスープによく絡んでいる。うん、うん、ズルズルズル……って根本店長! いくら食べても底が見えませんゾッ!

「メガ豚野郎は約1.5kgありますからね、逆に食べられたらスゴイです(笑)。でも最近は"野郎"とはいえ、女性のお客様も増えているんですよ」。モグモグ……と筆者が果てなく食べ続ける横で根本さんは続ける。

「近年は職人肌の少し入りづらいラーメン店も少なくないですが、コンビニ感覚で気軽に利用してもらえると嬉しいですね。その分、メニューは味噌味や担々麺など豊富に用意していますから。
今後はまだ進出できていない大阪や名古屋にも展開していき、いずれは世界にも"野郎"の名前を響かせていきたいと思っています! 」。

確かにこのおいしさと超ボリュームは、関東近郊だけではもったいない。世界の"YAROU"たちを相手にしても十分に戦えるはず!

完食後は、半日経ってもお腹が減らない「メガ豚野郎」を提供する野郎ラーメン。男性はもちろん女性野郎だってウェルカムだぞ!

(文・A4studio東賢志)

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