セキュリティベンダーのソフォスはこのほど、同社ブログでAndroidマルウェアに対する見解を公開した。
このところ、Androidマルウェアの脅威について大げさに語られすぎという意見がある。例えば、Androidのセキュリティ開発担当者は、Androidユーザーに対し、心配する必要はないと述べている。
もちろん、AndroidマルウェアのリスクはWindowsと比べると低い。だが、Androidマルウェアの脅威を否定する意見(Googleを含む)に同意できないというのがソフォスの姿勢だ。
Androidへの脅威は現実のものであり、Googleが正規アプリストア「Google Play」を安全な場所にしようと努力しているにもかかわらず、悪意あるアプリが見付かっていることが実情と言えよう。
Google Playの外では信用できない開発者がタチの悪いアプリマーケットを使って自由にアプリを公開しており、ここではまったく異なる現状がある。ソフォスでは、2015年上半期だけでも61万389種のAndroidマルウェアのサンプルを新たに検出した。
Androidマルウェアの累計は約190万に及ぶ。