くらし情報『ルイボスエキスはリンパ管内皮細胞の接着機能を高める - ポーラ化成が発見』

2015年8月25日 10:49

ルイボスエキスはリンパ管内皮細胞の接着機能を高める - ポーラ化成が発見

ルイボスエキスはリンパ管内皮細胞の接着機能を高める - ポーラ化成が発見
ポーラ・オルビスグループは8月24日、同グループのポーラ化成工業がマメ科の低木・ルイボスから抽出したエキスに、リンパ管内皮細胞の接着機能を高める効果があることを確認したと発表した。同成果は8月27日-29日に京都で開催される第62回日本食品科学工学会で発表されるほか、同グループのオルビスから今秋に発売される美容食品に活用される予定。

ルイボスは南アフリカに自生する落葉亜低木で、醗酵茶葉を水で煮出し、お茶として飲まれている。醗酵茶葉にはポリフェノールが多く含まれており、抗酸化作用、抗アレルギー作用、抗菌作用などが確認されている。ポーラ化成工業ではこれまで、ルイボスエキスを8週間経口摂取することにより、毛細血管の接着力や皮膚の弾力性および肌荒れが改善されることを明らかにしている。

今回の研究では、培養したリンパ管内皮細胞にルイボスエキスを添加しところ、リンパ管の構造安定に関わるタンパク質の活性が、エキスの添加濃度に依存して増加することが確認された。また、このタンパク質の活性化により、リンパ管内皮細胞同士を接着させる分子の発現も増加することがわかった。

リンパ管は老化とともに、細胞間の接着が弱くなり、老廃物の回収機能が低下することが知られており、今回の結果から、ルイボスエキスが血管内皮細胞だけでなく、リンパ管内皮細胞の接着力を高め、構造を安定化させることで、栄養の配分と老廃物の回収という循環機能を維持・正常化することで、皮膚の弾力性および肌荒れの改善につながると考えられるという。

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