2015年8月26日 11:30
「健康職場」のお手本 (7) "カルチャーマッチ"がなければ採用しない - エニグモ(前編)
ソーシャル・ショッピングサイト「BUYMA(バイマ)」を運営するエニグモは、経済誌「Forbes」アジア版における「売上10億ドル以下の優良企業200社」に選出されるなど、その収益性と成長性が高く評価されている。創業から11年のITベンチャーは、従業員が元気になるための職場づくりと、事業の成長をどのように両立させていったのだろうか? 取締役の金田洋一氏と、人事総務グループ マネージャーの大谷彰徳氏へのインタビュー記事をお届けする。
○世界のビールが飲めるオフィス
――オープンな社風が特徴の御社には「ビール制度」というものがあると聞きました。まずはこの制度について教えていただけますか?
金田氏:「新しい発想はお酒の場から生まれる」と、代表の須田がよく言っていまして、一昨年にオフィスを移転した時に、仕事以外の時間にメンバーが関わり合い、会話できるようなフリースペースをつくりました。バーカウンターのように窓ぎわに並ぶ席があって、世界中のビールを皆が好きに飲めるようになっています。業務時間外であればいつでも飲んでよい、というかたちになっています。
――どのように利用されているのでしょうか?
金田氏:社内ではプロジェクト単位でさまざまなチームが動いているのですが、それぞれのチームが自分たちの持っている案件をリリースするごとに、小さな打ち上げをしています。