イタリアで開発されたトロイの木馬「uWarrior」が発見
「uWarrior」は脆弱性「CVE-2015-1770」と、2012年に発見された古いリモートコードを実行する脆弱性「CVE-2012-1856」を用いている。コードにイタリア語が含まれていることや、このマルウェアとほかのマルウェアとの関連性などから、研究者らはイタリアで活動している攻撃者によって開発されたマルウェアではないかと推測している。
マルウェアは常に新しい脆弱性を悪用しているとは限らず、修正されていない古い脆弱性を用いることも多い。また、複数の脆弱性を組み合わせをてシステムへの侵入を試みるものもある。
オペレーティングシステムや使用しているアプリケーションを常に最新のバージョンにアップデートし続けるとともに、セキュリティ・ソフトウェアを導入するなど、こうしたマルウェアの影響を受けないために多面的な取り組みを続けることが望まれる。