米AMD、約15cmのグラフィックスカード「Radeon R9 Nano」のスペックを公開
「Radeon R9 Fury」シリーズは、米AMDが2015年6月に発表した最新GPU。グラフィックスメモリに広帯域が特徴である「HBM」(High Bandwidth Memory)した"Fiji"コア(開発コード名)を採用する。
"Fiji"コアを搭載したグラフィックスカードとしては、水冷クーラー採用の最上位モデル「Radeon R9 Fury X」と空冷クーラー採用の「Radeon R9 Fury」がすでに発売済みである。
「Radeon R9 Nano」の特徴は約15cm(6インチ)とコンパクトサイズなことで、Mini-ITXに対応した小型PCケースへの搭載も可能だという。
一方で4,096基のStream Processorや最大1,000MHzの動作クロック、4GB HBMと、最上位モデル「Radeon R9 Fury X」に並ぶ、あるいは迫る高いスペックを備える。
2013年にAMDが発表したRadeon R9 290Xと比較して、40%のカード長削減、30%の処理性能向上、30%の消費電力削減、2倍の電力効率を実現するという。
このほか、DirectX 12、Vulkan、OpenGL 4.5、MantleといったAPIのサポートや、ディスプレイ表示技術「FreeSync」、VR向け技術「LiquidVR」、低解像度でゲームをプレイする際に画質を向上させる「Virtual Super Resolution」などの機能を備える。
既存モデルとのスペック比較は以下の通り。