サイト登録用のメアド運用はiCloudメールに「プラス」するのがベター
しかし、メールアドレスを所選ばず入力するのは考えものだ。世間一般に認知度が高い企業が運営するサイトならばいざ知らず、怪しげなサイトでは流出の危険がありうる。流出すれば迷惑メールやフィッシング詐欺の呼び水となるため、利用は慎重に行うべきだ。
iCloudメールを"サイト登録用のメアド"として使うのならば、わずかな手間で安心度が数ランクアップする方法がある。面倒な事前準備は必要なく、命名ルールさえ理解しておけばじゅうぶんだ。
その命名ルールとは、アカウント名部分の末尾(「@icloud.com」の直前)に「+○○○」の部分は通販サイトの名前でも通し番号でもよし、任意の文字列でかまわない。見る人が見れば、本来のメールアドレスはバレてしまうが、万が一流出したときの対処策がとりやすくなる。
たとえば、「+○○」には通販サイトの名前をローマ字で登録するマイ・ルールを設けたとしよう。そのメールアドレスが流出すれば、どの通販サイトで流出事故が発生したのか、メールの宛先(To:行)を見れば推定できる。実際にはBCCで送信されてくることが多いため、そうかんたんには判断できないだろうが、すべての通販サイトで同じメールアドレスを登録するより流出源を特定できる可能性は増す。
メールのフィルタ(仕分け)機能にも応用できる。判定基準に「+