ラランド・ニシダ『水ダウ』のトラウマ克服 “悪夢”以来の料理番組に挑戦
●サーヤもひと安心「良かった(笑)」
お笑いコンビ・ラランドのサーヤとニシダが、伊藤ハムのYouTubeチャンネルで配信される料理番組『ふたりでハムハム』(8月7日スタート)の収録に参加した。
普段は家でも料理をするサーヤに対し、同棲する彼女に全部作ってもらっているというニシダ。『水曜日のダウンタウン』(TBS)のドッキリで、キッチンに立つことがトラウマになってしまったが、今回の収録ですっかり克服したようで、サーヤを制して「これは俺が作るよ」と買って出たり、自作料理のあまりのおいしさに「お店出そうかな。店名は…」とその気になったりと、すっかり料理に自信をつけた様子だ。
収録を終えた2人にその手応えに加え、着々と進む大阪での活動、互いのピンでの活躍などについても話を聞いた――。
○■同棲の彼女に全部料理をさせていた
――まずは収録のご感想からお聞かせください。
サーヤ:単純にレシピを学べたのが良かったです。家で結構ご飯を作るんですけど、やっぱり「何を作ろうかな」って悩むんですよ。
今日は本当に簡単な作り方をたくさん学べたので、良かったなと思います。
ニシダ:こうやってちゃんと料理するのが初めてなんです。今、彼女と同棲してまして、彼女が全部作ってくれるので。
サーヤ:全部女の子にやらせて…
ニシダ:本当に口開けて待ってるだけの“ひな鳥スタイル”だったんですけど、今回ちゃんと料理を作ってみて、意外と楽しいなと思ったんです。料理をやったことない男性の方は多いと思うんですけど、1回やってみたら皆さん楽しいと思うんじゃないかと。レシピも簡単だったしね。
――ニシダさんが厨房に立つのは、『水曜日のダウンタウン』の「ヤラセ設定持ちかけられた芸人 番組成立のためならついつい片棒担いじゃう説」でドッキリに遭って以来ですよね。
ニシダ:そうです。
「料理男子と偽ってください」と言われて、全く知らないアクアパッツァを作るという悪夢のようなドッキリ以来ですね。あのときも見よう見まねで作ったけど、今回はちゃんとレシピがあったから、本当に安心しました。
――心の持ちようが全然違ったんですね。
ニシダ:『水曜日のダウンタウン』が初めての料理だったので、料理ってこんなにつらいものなんだって思ってたんです。キッチンスタジオ自体がちょっとトラウマになっていたので、ちゃんとレシピを頂いてやったら楽しいと思えて、本当に良かったです。
サーヤ:それは良かったね(笑)
○■ニシダに料理の素質あり?
――おふたりで料理を作るのは初めてだったということですが、お互いの新たな発見はありましたか?
サーヤ:ニシダが料理の素質あるんじゃないかなと思いました。今日が実質初めてなので、要領をつかんだら、うまくなりそうだと思いました。
ニシダ:うれしいですね。
やっていこうかな、料理。
サーヤ:資格とったらいいよ。免許証ないから、ニシダ。
――整理収納アドバイザー2級も取りましたもんね。
ニシダ:何かにつけて資格取らせようとするんですよ、(個人事務所の)レモンジャムは。サーヤは、料理してるという話は聞いてたんですけど、家庭的アピールでウソついてるんじゃないかとずっと思ってたんですよ。でも、今日見たらやってる人の手際でいろいろ詳しい感じだったので、疑いが晴れました。それは良かったです。
●大阪進出「東京とは全く違う手法のロケ」で修業
――3月に「大阪進出」を発表されましたが、手応えはいかがですか?
サーヤ:やっぱりお笑いの純度がすごく高いなと思いました。東京とは全く違う手法でロケをするし、学ぶことがめちゃめちゃ多いですね。ワイプで円広志さんがしゃべってる言葉とか全部面白いし(笑)、そういうのを1個ずつ吸収してて、すごく楽しいです。かまいたちさんと共演させてもらったとき、「大阪って異様にロケ回したりするから、やらなくていいこともたくさんするし、街頭インタビューもある程度撮れてるのに夜までやらされるけど、それは力になるよ」と言っていただいたので、修業だと思って楽しくやっています。
ニシダ:単独ライブをやる予定がコロナで中止になってしまって残念だったのですが、7月にようやくできて、大阪進出という意味では大きかったですね。これでまた、関西での活動の幅が広がって、知ってもらえるんじゃないかと思います。
――大阪で鍛えられた面を、今回の収録で発揮できた部分はありますか?
サーヤ:今日はすごい自由にやらせていただいたんですけど、自由な環境でいろいろやるという状況は今増えてきているので、やりやすかったですね。
――料理番組は、料理を作るのにも集中しなければならず、そうするとトークがおそろかになってしまって難しいのかなと思ったりするのですが、いかがですか?
サーヤ:今日の料理は思ったより全部簡単だったので、大丈夫でした。
魯肉飯(ルーローハン)とか、鶏肉飯(ジーローファン)とか、アメリカンドッグとか、手が込んでそうな料理名でも、フタを開けたらすごく簡単だったので。
ニシダ:アクアパッツァのとき、俺ひと言もしゃべんなかったからね。だから、今日はありがたかったです。
○■サーヤがピンで出る番組は「終われ」と願う
――最近はサーヤさんが『トゲアリトゲナシトゲトゲ』(テレビ朝日)、ニシダさんも『クイズ!THE違和感』(TBS)の再現ドラマなど、ピンでのご活躍も増えてきました。
ニシダ:俺の方、弱いなあ…
――大悟さんにハマってるじゃないですか!
サーヤ:ハマってますよね。
ニシダ:そうですね、ありがたいです。
――お互いのピンの番組は、ご覧になるんですか?
サーヤ:ニシダは私の出てる番組絶対見ないもんね。私が活躍するのをよく思ってないので。
ニシダ:サーヤさんがピンで出る番組は「終われ」と思ってます。「身内で誰か不祥事やらかせ」っていう感じで見てますけど。
サーヤ:私はニシダがフィーチャーされてるのうれしいですけどね。
ニシダ:なんか器のでかさの違い見せつけられたな…。
サーヤ:いや、事務所の社長として。ニシダはまだ利益を上げてないのに、経費だけ落とそうとするので。
――経費なんて何に使うんですか?
サーヤ:彼女と行った焼き肉とか、経費で落とそうとしてくるんですよ。私、全部弾いてますから。
ニシダ:それは次の日の仕事を頑張るための焼き肉だから、経費で落としていいはずなんですよ。
サーヤ:いや、ならないから。そしたらみんな全部の晩ご飯落とせちゃうから。
ニシダ:今後も領収書出していきますから、よろしくお願いします。