くらし情報『Pythonで学ぶ 基礎からのプログラミング入門 (15) Pythonをシェルスクリプトのように使ってみよう(前編)』

2015年8月31日 12:37

Pythonで学ぶ 基礎からのプログラミング入門 (15) Pythonをシェルスクリプトのように使ってみよう(前編)

Pythonで学ぶ 基礎からのプログラミング入門 (15) Pythonをシェルスクリプトのように使ってみよう(前編)
読者のみなさんは、「シェルスクリプト」をご存知ですか。簡単にいってしまうと、「“cd”や“ls”といったターミナルで利用するOSのコマンド」とそれを制御する文法に従って書かれたプログラムのことです。今回と次回は、Pythonでそれ相当のことを実行する方法について紹介します。

○「シェル」とは

シェルは以下の図のようにOS(Kernel)とユーザの間に存在するコマンドベースのインタフェースとなります。たとえば「cd」というコマンドは、ユーザがOSに対して「現在のディレクトリを変更して」と依頼し、OSがシェルを介してユーザの要求を受け取り応答を返すという流れで動きます。

シェルスクリプトは、ユーザからシェルへの要求をプログラムに沿って実行するものです。たとえばファイルのバックアップを定期的に実行しようと思った場合、

NFSでリモートのストレージをマウント
ディレクトリA 配下を日付をつけて丸々コピー
ディレクトリB 配下を日付をつけて丸々コピー
ディレクトリC 配下を日付をつけて丸々コピー
ストレージをアンマウント

という処理をシェルスクリプトで作成し、それをcronなどで定期的に呼び出すという利用例が考えられます。

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