東京都・渋谷でオーロラや宇宙をテーマに神秘的な作品を描く作家の個展
同展は、北欧諸国を中心に各地のオーロラの取材を重ね、オーロラや宇宙をテーマに作品制作をしている西美公二氏の新作40余点を展覧販売するもの。24歳で渡仏しパリにアトリエを構えた西美氏は、ラスコーの洞窟壁画に強い影響を受け、以来太古から未知へと続く生命の原点をテーマにした作品を描き続けてきた。また、約6000年前の当時の生活や習慣を今日に伝えるという、1972年に発見された約5000点に及ぶアルタの岩絵を前にした西美氏は、歴史に刻まれた悠久の時間と、無限に広がるオーロラに深い感銘を受けたという。その影響から、彼は制作技法として、自身の制作したパネルにオリジナルペーパーを貼り合わせ、岩肌のようなレリーフ状の質感を表現しているということだ。