『心が叫びたがってるんだ。』完成、制作&声優陣が秩父で見どころ叫ぶ
この日の完成披露試写会には、主人公・成瀬順役の水瀬いのり、坂上拓実役の内山昂輝、仁藤菜月役の雨宮天、長井龍雪監督、脚本家の岡田麿里氏に加え、9月21日に放送される『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の実写ドラマ(フジテレビ系21時~)に出演するじんたん役の村上虹郎、めんま役の浜辺美波がサプライズゲストとして駆けつけた。
前作『あの花』の感動から2年。現在の心境を聞かれた長井監督は、「『あの花』テレビシリーズが終わった時に同じ会場でイベントがあったんですが、その時は座って見ていたステージに、今このような形で立てて光栄です」と万感の思いを込める。岡田氏も「新しい作品を見てもらうことができて幸せです」と、会場に集まった約2,000人のファンに感謝を述べていた。
また、順の母親・成瀬泉役として女優の吉田羊が出演することも話題となっている本作だが、長井監督は吉田の演技について「本当に素晴らしかった。
初アフレコと聞いていたので最初は少し不安もありましたが、実際聞いてみて、芝居をやられている方はこんなにも応用が利くのかと思いました」と絶賛。岡田氏も「作品を深くしていただいた」と、その仕上がりに満足している様子だった。
完成したばかりの『あの花』実写ドラマの予告映像も上映され、村上と浜辺がファンに向けてドラマの見どころを語ったほか、浜辺は完成披露試写会の当日、雨宮は前日が誕生日ということで、それぞれに長井監督から花束が贈られる場面も。舞台あいさつの最後には、タイトル『心が叫びたがってるんだ。』にかけて、各自が本作の見どころを叫び、会場を盛り上げた。しかし、舞台あいさつ後に行われた本編の上映は、機材トラブルのため途中でやむなく中止。運営側は、対応として来場者全員に劇場鑑賞券を配布し、花火の打ち上げに関しては予定通りに行われた。
本作は、長井監督、脚本の岡田氏、キャラクターデザインの田中将賀氏が『とらドラ!』『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。
』に続いて再びタッグを組み、『あの花』と同じく秩父を舞台にして、心の傷、葛藤、切なさなど、人間本来の姿に真正面から向き合いながら、人と人との絆が描かれる。(C)KOKOSAKE PROJECT
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